理事長のご挨拶

心身健やかな人生を

社会福祉法人 山口県盲人福祉協会

理事長 安田 和正

私が視覚障害者のみなさんとのお付き合いの始まりは、山口県立盲学校(現 山口県立下関南総合支援学校)に入学してからのことでした。私は、最近ではロービジョンと言われていますが、当時は、半盲と呼ばれていました。そこでの生活が、人に寄り添う人生の始まりだったように思います。 社会福祉法人山口県盲人福祉協会は、センターとしての役割を果たすべく、その歴史を刻んでまいりました。しかしながら、視覚に障害のある皆さんにとって、目まぐるしく多様化してきている現在の社会情勢は非常に暮らしにくくなってきています。 私も長年にわたり、視覚障害の皆さんのお手伝いをしてきましたが、今、私にできることは何かを考えたとき、やはり、社会的にも大きな課題でもある、高齢化問題ではないでしょうか。「歳を重ねれば、障害は関係ない」と言われますが、それは違うのではないでしょうか。最近では、聴覚にも障害をもつ盲聖者も増加しています。 本会の果たす役割は、そのような皆さんの生活を、心豊かな生活が送れるように、寄り添っであげる。また、より支えていくことだと確信いたしました。本会が提供している各事業に関わってよかった。「春光苑に入所して良かった・・・」と言ってもらえるような、その名の通り、春の陽がさんさんとあたる、入所者と職員が笑顔いっぱいの苑であり、センターですよ。


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